ビッグデータというと数千万円から奥単位の投資が必要であり、外部に依頼するには千万単位の調査費用がいると言われてきました。しかし最近ではシステム開発ベンチャーのバンクラックジャパンのように100万円を切るような製品が登場しています。高崎市で注文住宅を建てるような個人事業主ですとこれでもまだ高価なツールということになってしまいますが、中小企業であれば十分手に届く範囲の投資だと言えるでしょう。
ではどんなことが切るのかですが、ビッグデータとは、「様々な形をした、様々な性格を持った、様々な種類のデータのこと」と定義されます。かなり曖昧で漠然としていますね。具体例を出しましょう。
例えば飲食の小規模なチェーン店を持っている企業があるとします。当然レジと連動したポスデータに売上情報が蓄積されています。この量はかなり膨大なので立派なビッグデータと言えます。しかしこのままですと、「様々な形をした、様々な性格を持った、様々な種類のデータ」にすぎません。しかしここに気象庁が無償で提供している過去の地域ごとのお天気情報のデータをクロスさせて分析します。そうすると「雨の日はラーメンの売上が上がる傾向にある」こうしたデータがつかめますので雨の降りそうな地域でラーメン100円引きセールなどを開催するといった細かなマーケティングが可能になります。また梅雨の時期は前転でラーメンフェアをやるなどの企画づくりにも役立ちますね。
このように、中小企業でも着実にビッグデータの活用は進んでいるのが現状です。